介護の仕事は、対人援助の知識や技術、医療の知識が必要であり、専門性もありますが、人から人へ提供される「サービス業」であると考えています。
施設などでは「お世話になっている」という意識が強く立場の弱いご利用者に、中途半端な専門性を押しつけた横暴なケアワーカーや、漫然と業務やケアに追われサービスの質の向上や、問題の解決に向けてアイデアを出すことを考えない、または考えようとしないスタッフを大勢目にしてきました。
もちろん、利益のみを優先し人材の育成を怠っている企業や、ルールを作り管理している行政にも責任はあると思いますが、最初は皆、誰かの役に立ちたい、人のためになる仕事に就きたいなど様々な想いがあったと思います。
それがいつの間にか、誰かの手を借りなければ生活をすることが難しい方々のサポートをしている内に、「お手伝いをさせて頂いている」という意識が薄れいつの間にか初心を忘れ、努力することや向上する事をあきらめてしまっているように感じます。
認知症という疾患や障害というハンディキャップを抱えた方たちと向き合っていると、こちらの常識が通じない独自の世界観をもった方たちばかりです。
こちらの努力が報われない事が多々ありますが、努力が報われないということは、介護の世界に限らずどこの業界でも日常的に起こっていると思います。
介護という独特の業界ではあると思いますが、人から人へ提供されるサービスとは、どうあるべきか、常に自問自答し介護のプロという自覚と、「サービス業」に従事しているプロとしての自覚を持ち、定められたルールの中で、より良いサービスの追求をしていくことが、ご利用者の本当の自立支援に繋がって行くと考えています。
(理念のために、大切にしている12の言葉)
上記について、常にスタッフ一人ひとりに周知徹底をしております。
黒子のような介護サービスを提供しようとスタッフ一人ひとりが日々精進しております。
ご利用者様の満足と従業員の笑顔をつなげる、バランスを取っていく、その為の方策を実行していくことで、世の中のお役に立てるのではないかとの思いをこれらに込めました。
顧客満足度の向上のための定期的なご利用者様へのモニタリングとスタッフとの定期ミーティング、健康診断や、メンタルヘルスの対応や福利厚生の充実を今後もできる限り図っていきたいと思います。
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